原村 PHOTO DIARY

不気味な草が生えてきた

4月末、いよいよ始まるゴールデンウィーク。と言っても我が日常生活はいつもと変わらず、八ヶ岳山麓を散歩しつつ、自然の変化を楽しんでおりました。

と、庭先にタケノコのようなものが生えていることに気付きました。これがその写真です。

ただ者ではない気配が漂っています。撮影は4月29日。経過を観察することにしました。そして5月3日になると…

先端が割れて葉が伸び始めまていました。やはり竹ではなかったようです。さらに二日後の5日には…

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最先端の部分はどうやら花のようです。15日になると完全な姿を現しました。

正体はマムシグサ

遂に全貌を現しました。その正体はというとマムシグサ。茎の部分がマムシの模様に似ているからこの名がつけられたとか。しかも毒草。とくに地下茎は猛毒だそうです。まさにマムシ。やはり見た目の禍々しさはダテではなかった。

花の部分を拡大してみましょう。

なんとも不気味な雰囲気を醸し出しています。

花の中をのぞいてみると…

花の真ん中に1本の軸がそそり立っていますが、これは付属体と言うそうです。その奥は…

付属体の根元には黒いブツブツが。これが花の本体のようです。雄花と雌花があるそうですが、これはどちらなのでしょうか。キノコバエがここに入り込み、受粉の媒介役となるそうですが、いったん中に入り込むと這い上がって出ることはできないらしい。

探してみると他にも何本か見つかりました。

先ほどのは紫色でしたが、こちらは緑色です。こちらの花の中は…

先ほどの紫色のものと少し様子が違いますね。どちらかが雄花でどちらかが雌花なのでしょうか。

さてここに入り込んだキノコバエですが、入り口から出ることができないとすると、どこから出て行くのでしょうか。ネットの情報(https://buna.info/guide.html)によると、苞の下部に隙間があるそうです。見てみましょう。

確かにわずかな隙間があいています。どうやらこれは雄花のようで、花粉を付けたキノコバエはここから出て行って次に雌花に入るとそこで受粉する、という仕組みのようです。

紫色の花を見てみましょう。

こちらには先ほどのような隙間があいていません。これは雌花のようです。雌花には出口がないらしい。受粉を手助けしたキノコバエはそのまま生殺しにされてしまうそうです。なんとも恐ろしい植物です。なにも殺すことはないだろうに。食虫植物のように栄養源にしているわけでもなさそうです。

秋になると実を付けるそうです。それも毒々しい実を。秋になったらまた報告します。乞うご期待。