長野県の村を訪ねて

その12 生坂(いくさか)村

次に目指すは生坂村だ。筑北村の中心地から国道403号線を坂北方面に戻り、県道55号線で国道19号線方面に向かうことにした。この道は途中、いくつかの小さなトンネルがあるがいずれも幅が極端に狭く、トンネル内で対向車とすれ違うことは難しい。そんな狭隘箇所がいくつもあるので注意が必要だ。また筑北村のはずれ近くに差切峡という筑北村の名所もあるのだが、気付かずに通過してしまった。

19号線に出てからはずっと犀川に沿って松本方面に向かう。生坂村の中心地は、犀川が大きく蛇行したところにある。まるで巾着袋の中に入ったようなところだ。平地がほとんどないため、村役場も傾斜地に張り付くように建っている。近くには「道の駅いくさかの郷」があり、ここでは名物灰焼おやきを販売しているのだが、人気の商品だけあって午後2時ごろに行ったところすでに売り切れだった。生坂村はぶどう栽培が盛んだそうで、この道の駅にはぶどう販売用に一室が設けられていて、様々な種類のぶどうを安く手に入れることができる。

今日は生坂村の村営やまなみ荘で宿泊する予定だが、まだ時間が早いので近くにある照明寺に寄ってみた。なんでもここは生坂たばこの発祥地だそうだ。

やまなみ荘は村営だけあって料金はリーズナブルだ。ここの食堂は午後5時から7時ごろまでやっていて、素泊まりの客や一般の人も利用できる。このような山村で夜営業している飲食店は少ないので貴重な食堂だ。宿の料理を作っているだけあって、味はなかなかのものだ。

生坂村:人口1592人(令和7年)、主な産業は農業、特産品ぶどう

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