長野県の村を訪ねて

その23 喬木(たかぎ)村

阿智村の中心地から飯田市にかけてはずっと市街地が続いていて、ほぼ一体化した都市となっている。飯田市の中心街を越えて天竜川を渡ると、喬木村だ。背後に控える南アルプスは飯田市で、この村は東西南の三方を飯田市に囲まれている。北は豊丘村だ。

喬木村は大字(おおあざ)が設定されていない村で、したがって郵便番号が示すサブの地名は正式な住所には入っていない。村名のあとにすぐ番地が続く。原村と同じだ。ちなみに原村の我が家の地域だと、郵便番号は391-0100と391-0115の二つがあり、0100は地名の入らない正式な住所、0115には原山という地名が付く。どちらでも郵便物は届く。

話を戻そう。児童文学の椋鳩十はこの喬木村の出身者で、村役場の近くに椋鳩十記念館がある。また、村の北端をリニア新幹線が通ることになっており、天竜川ではその架橋工事が今進められている。開通した暁には撮鉄にとって格好の撮影ポイントになるかもしれない。

在来線の最寄りの駅は飯田線の元善光寺駅で、飯田市になるが目と鼻の先だ。せっかくなので元善光寺に行ってみた。

この寺の創建は602年という古さだそうだ。もともとは座光寺という名称だったらしい。ここの本尊が長野市に移され善光寺となったので、この座光寺は元善光寺と呼ばれるようになったという。座光寺という名称は今でも地名として残っている。元善光寺も善光寺と同じようにお戒壇巡りができる。真っ暗な地下通路を手すりを頼りに1周する。通路は本当にまったく何も見えない暗闇だ。長野の善光寺と元善光寺の両方をお参りしなければ片詣りと言われているらしい。長野の善光寺には何回か行っているので、これでようやく両詣りが実現した。

平谷村:人口5931人(令和6年)、主な産業は農業・工業

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